私が着物15年を着続けている理由
憧れていた着物にやっと一歩踏み出せた当時の気持ちは今でも忘れません。
最初に着物を買う時はすごく緊張して、でも物凄く嬉しくてワクワクしました。
着始めてからは、楽しさはあるものの、洋服より手間も時間もかかるのは事実。
私はストイックな方ではなく逆にズボラな性格なので、独学だったのもあり慣れるまでには結構時間がかかりました。
私の面倒くさがりでズボラな性格を知る母には、「あんたがよく着物なんてずっと着てるね!」と驚かれるくらいです。
不器用だから私は理想通りに綺麗に着られないんだ!と悩んだ時期もありました。
そんな性格の私が今まで着物を着続けてきたのは、 「着物を着ている時の自分が好きだと思えるから」 が1番の理由だと思います。
独学の後に出会った着付けの師匠のお陰や、「これ着たい!」と思える着物や着物周りのアイテムを作ってくださるお店や作家さんがいたからというのももちろんあります。
でも、素敵な着物を身に纏うと単純にテンションが上がりますし、着物を着て出掛けるだけでちょっとした外出でもいつもと違う気分になれます。
仕事の疲れや悩みもリセットできるような気がしました。
すれ違う方に「着物いいわね〜」なんて声を掛けられることも、恥ずかしさはありつつも下がりがちな自己肯定感を上げて貰えていました。
それらが私が着物を着続けてきた理由だと思います。 女性らしい、という言葉はあまり好きではないのですが、でもやっぱり着物は女性をより魅力的にみせてくれるとも思います。
私は着物歴こそ長いのですが、本格的に着物についての勉強を始めたのはこの6年ほどです。
まだまだ知らないこともあります。 知れば知るほどに奥深い着物の世界。
でも、少しだけ先に着物の魅力を知っている者として、「着付け勉強中!」という方や「いつか始めてみたい」と思っている方のお役に立つような投稿をこれからしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。