独学or教室で習う、自分に向いているのはどっち?見極め方を知る

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着物の普段着と礼装 どんな違いがあるの?

 

こんにちは。KIMONO DOORの齋藤です。

LINEきもの講座第2回目です。どうぞよろしくお願いします!

いきなりですが、私は最初は独学で着付けを覚えました。
当時は今ほどYouTubeなどの着付け動画はなかったので、主に着付け本やDVDなどを見ながら覚えていきました。
その後、講師を目指し着付け教室のに入門して、他装や人に教えるための技術を学びました。
独学と着付け教室のどちらも経験している私だからこそ、両方のメリットデメリットが分かります。

今日のLINE講座は、

  • 着物には興味があるけど独学でやろうか教室に通うおうかを迷っている
  • 独学で着ているけどなかなか理想通りに着られない!
  • 着付け教室って何を教えてくれるの?が知りたい!

という方のお役に立てると思います。

 

それでは、まずは参考までに着付けを「独学」で覚えた私の経験談を少しお話をしたいと思います。

のんびりと独学していました。

私は20歳の頃に、かねてから興味のあった着物を自分で着てみたいと思い、着付け本で着物の着方の勉強を始めました。
今思えば遠回りだったなーと思う点もありますが、だれに強制されるわけでもないので自分のペースで自分なりに上達していったと思います。

でも、記憶力も良い方ではない上に、年に3,4回だけ着物を着るという生活だったので、いつまでたっても着付け本は手放せませんでした。
途中で手順や手の動かし方が分からなくなって、本をめくったりDVDを見たりしながらなので着終わるまでにかなり時間がかかるのです。
特に大変だったのは帯でした。お太鼓を作るのに何度もやり直して、着終わるまでにはグッタリでした。

着物を着て出かけることは楽しいので続けることはできました、おそらく3年くらいの長い時間をかけて「本を見なくても大体は着付けられる」状態になったと思います。
それでもタイムは依然1時間前後かかっていたはずです。汗だくで着ていた思い出があります。

独学で重要なポイント

独学でまず着付け手順を覚えるのに重要なのは、「着る頻度」「習慣化」そして「臆することなく着て出掛けること」です。

 

先ずは「着る頻度」についてです。

私の場合は記憶力が本当に悪いという事だけは自信を持って言えるのですが、そうだとしても「着る頻度」少なすぎたことが問題でした。
年に3,4回という事は間が3カ月以上空くわけです。人間、新しく覚えたことは一か月でほとんどきれいさっぱり忘れてしまうという「エビングハウスの忘却曲線」という
有名な実験データがあります。ご存じの方も多いと思います。

 

そのデータによると、新しく覚えたことは翌日にすぐ復讐すれば、前日記憶した時にかかった負担(時間や回数)の60%分程度の
負担で覚えなおすことが出来るそうです。簡単に言うと1回目より2回目のほうが記憶の断片が残っているので40%分の手間がカットできる!という事です。
この「初回に比べて覚えなおすまでの手間のパーセンテージ」は日が経つごとにどんどん上がって行き、一か月後には80%分以上かかるようになるので
ほとんど最初から覚えなおし!の新鮮な状態に戻ってしまうのです。
私は3カ月くらい空いていたので、毎回かなり新鮮な状態でした笑

 

早く着られるようにならなければいけない理由がなかったとは言え、「無駄に時間をかけたなぁ」という後悔がないわけでもありません。
もしこれから独学で着付けを覚えたいという方は、練習の頻度が重要です。
最低でも2週間に一回、理想は週一回の頻度で練習をすると着付けが早く身に付いていくはずですよ。

 

そして次は「習慣化」です。

着物は好き。でも着るのに時間と手間がかかるのも事実。「今日は着よう」と思っても出掛けるまでに時間がなかったり疲れ気味だったりでなかなか
モチベーションが上がらないことが間々ありましたし、そんな自分が嫌になることもありました。
でもこれも今なら言えることですが、「着物が好きというモチベーション」でどうにかしようと思っていたことが問題だったんです。
今までやっていなかった新たなことを身に付ける為には、まず「習慣化」が重要です。
私は「来週は着れそうだな」「今日は着物着たいな」という自分の気持ちではなく、「〇曜日は着物の練習の日」と決めて習慣にしてしまいました。

モチベーションは一旦横において、「仕事」くらいに思い込んでルーティンにしてしまうこと。
そうすると、短期間で着付けが身に付けられると思います。

 

最後は「臆することなく着て出掛けること」ができると上達が早くなります。

外に出て歩いてみると「着崩れ」が起こる場合があります。着崩れるという事は、その部分の着方に問題があるという事です。
出掛けてみて着崩れる部分を把握して、次の練習で改善することの繰り返しでどんどん着付けが上手くなっていきます。

他の人と自分の着付けの違いが「見える」ように

また少し私の経験をお話させてください。

着物を着るようになって月日が経ち自分の着物姿を見慣れてくると、他の人と自分の着付けの違いが「見える」ようになってきたんです。

それまでは、着付けに時間が掛かり疲れはするけど、着物を着ること自体が楽しくて嬉しくて「着物を着てあそこに行こう」
「このコーディネートで出掛けよう」などと計画しては、実際にに出掛けたりを1年に数回楽しんでいました。
(因みに友達少ないので着物の時は基本はお一人様でしたよ。一人でも楽しめるタイプなんです…。)

着付けの教本や、雑誌に載っているモデルさんの着姿と自分を比べて、「なんで私の肩にはシワが入るんだろう?」
という疑問が出たり。「おはしょり(※)ってこんなに体にぴったりくっつけられるものなの?!魔法なの??」なんてことを思ったり。
自分の着付けのアラが物凄く気になるようになってしまったんです。

※「おはしょり」は着物のお腹の位置にある布の余りを折り上げてある部分です。

それまでは着られることがとにかく楽しくて、細かいことは全然気になっていなかったというか見えていなかったんですね。

今思えば、そこが初心者から中級者あたりへの切り替わりのタイミングでした。

「私はどうしても綺麗に着たい!」と思うようになったんです。

そこからは、自分なりに本やネットで色々と調べながらトライアンドエラーの繰り返しです。何となく解決したような、「でもこうじゃなくてもっとこうしたいのに!」
みたいなモヤモヤが晴れないような時期を過ごしました。
とは言え、仕事という訳ではなく、単に趣味ですし、元々が研究肌というタイプではないので着る回数も2.3か月に一回の変わらないペース中でだったので
何となく改善したり戻ったりを繰り返すような数年がそこからまた続きました。

だれに強制されるプレッシャーもなく、自分なりに調べ仮説を立てて検証して少しづつ自分の理想に近づいていくのも
達成感はありますし、楽しいものです。そして自分で沢山考えて試してたどり着いた答えって忘れないんですよね。
だから独学の良さも沢山ある!と思っていますし独学を後悔しているわけでもありません。

私が考える独学に向いている人

独学は良くも悪くもプレッシャーがないので続けるのもそこでやめるのも自分次第です。

早く身に付けるためには、先ほどお伝えした、「着る頻度」「習慣化」「臆することなく出掛けること」が不可欠にはなりますが、

私の場合は、「着物を着るのが好き!着ている自分が好き!」という一念だけはずっと持っていたので、長い時間かかっても何となくは進んでいけたのかなと思います。

でも。思い返してみると根本的には、若くて土日には好きな時に好きなだけ自分時間がたっぷりとれる生活だったことが大きいと思います。

10代~20代で着物が着たい!という気持ちがあって、自分の時間がしっかりとれて、何より人目は気にせず臆することなくお出掛けはできそう、という方は
まずは独学で気軽に着物を楽しんで着てほしいなと思っています。
今はYouTubeなどで着付けに関する情報も得やすいですし、SNSで着物仲間も見つけやすいです。
実際、SNSで着たい着物を着たいように着て楽しんでいる方々を見ると、着物って楽しいな!とわくわくした気持ちになれます。
コーディネートの勉強もさせて貰っています。

着付け教室って何を教えてくれるの?

SNSで仲間も沢山作れるし、ユーチューブ動画も着付け本もたくさんあふれるように存在する現代です。

じゃあ、「着付け教室って何を教えてくれるの?」「着付け教室に通うメリットって何?」と思われるのではないでしょうか?
独学と着付け教室の両方を経験している私が考える「着付け教室」とは何かという事をお話ししていきたいと思います。

 

着付けは「学習のタイプ」で分けるとスポーツと同じ?!

独学にせよ、着付け教室に通うにせよ、着物が着られるようになるという事は「着付けを学習する」という事ですね。

この「学習」という事は、学習対象の「タイプ」によって大きく3つにグループ分けできるそうです。

①「概念を学習する」

②「事実を学習する」

③「行動を学習する」

の3つです。

まず「概念」の学習とは、ただ覚えるだけではダメで、深く理解する必要のある事です。
例えば数学の方程式の応用などが当てはまります。
方程式って覚えるだけでは意味がなく、問題を見てどの方程式に当てはまるかそもそもその方程式が使えるかを判断できなければ
「使う」ことはできません。

 

次に「事実」ですが、これは深く理解する必要はなく、覚えるだけでいいものです。
英単語を覚えるのが当てはまります。
それを使って文章を作ろうと思うと文法の知識も必要になりますが、単語自体は覚えればいいだけ。
テストで答えられれば十分なことです。

 

そして最後が「行動」です。
行動は、練習によって体得する必要があるもの です。
スポーツや英語の発音は、頭で理解していても、記憶していても、実践できなければ意味がないことです。
例えば「ゴルフのスウィングを打ちかた」を開設した文章を完璧に覚えられたとしても、実際やれるかどうかは別問題ですよね。

着付けを覚えることは、これと同じ「行動」のグループに入るんです。
スポーツを覚える場合は、コーチについてもらうことが殆どだと思います。
コーチはどんなことをしているのでしょうか?
色々とありますが、その中で重要なのは、
「何が出来ていて何が出来ていないのかをフィードバックしてくれる 」という事ではないでしょうか。
じつは、これがあるかないかで上達のスピードが変わります。
ゴルフのスウィングやテニスのサーブで「教えてもらった通りに動いているつもり」でも初心者はほとんどが上手く打てません。
どこが悪いのかをフィードバックしてもらい、改善して、を繰り返すことでどんどん上手く打てるようになるものです。

初心者の場合はこのフィードバックがないと「出来ているのか出来ていないのか」の判断自体が難しいです。だって「知らない」んですから当然です。

 

フィードバックの有無が上達のカギ

前回のLINE講座の最後で、「繰り返すこと以外にもう一つ重要な要素があります。」と書きました。
それがこの「フィードバック」を受けることなんです。

できているのか出来ていないのかのジャッジがないまま、言わば不安なままで繰り返し練習しても、正解が分からず闇雲に彷徨い進むことになるので上達するにはなかなか時間がかかってしまうんです。

フィードバックが受けられるか受けられないかで、習得の速度やクオリティが変わります。
これは私が最初は独学だったからこそはっきり言えることです。

教室に通うことで得られる上達のポイントがもう一つ。

「上手くいかない原因の振り分けもその場でして貰える」という事です。

上手く出来ているか出来ていないかの「フィードバック」を貰えることはまず大事ですが、仮に、フードバックを貰わずとも「上手くいっていない」と自分で分かったとします。
上手くいかない事には必ず原因があります。

自分だけだと、この原因が何かを探るところから始めなくてはなりません

でも目の前に講師がいたら、原因はすぐに教えてもらえます。経験的に原因がわかるからです。
実際に私が独学時代に、上手くいかない部分の原因の仮説を自分で立てて、そこから更にトライ&エラーを繰り返していた事の中で、「これ着付け教室で先生に直接原因が聞けてたらすぐに解決したな…」てこともいくつかはあるわけです。

最後に
LINE講座一回目でもお伝えしましたが「着物を着ること」は難しい事ではありません。昔の人はみんなが着ていたからです。
でも、着物は頭から被っただけで完成する衣料ではなく、自分の体に合わせて自分で形を作らなければなりません。
だからこそ、身に付けるとそれは「スキル」であり「特技」になるんです。

もし、私がそう思ったように「綺麗に着たい!」と着付けに関する理想が出てきたら、そこからの上達には「フィードバック」と「原因の振り分け」
をして貰える環境がお勧めです。

独学の方は、やっぱりSNSなどで着物好きの仲間を作ることをお勧めします。「先生」じゃなくても着付けについてフィードバックし合える仲間がいたり、
先輩から原因についてヒントをもらったりもできると思います。
着物の楽しみ方は沢山あります!

長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます!

次回のLINE講座は、無駄な初期費用をおさえるためにも知っておいて損はない知識です。
「普段着物と礼装着物の違い」についてお伝えします。

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