損をしない&後悔しないための「着物のサイズ」指南

こんにちは。KIMONO DOORの齋藤です。
本日のLINE講座もどうぞよろしくお願いいたします!
「着物はサイズが合っていなくても着ることができる」と聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。
これは「ピッタリ自分サイズじゃなくても着付けである程度はカバーできる」がより正確です。
どうゆう事か?を詳しく説明するために、まずは着物のサイズにつてお話したいと思います。
着物のサイズはどこに書いてある?
着物は、洋服と同じように仕立てあがったすぐにでも着られる状態で売っている「プレタ着物」と、「反物」という一反の細長い布の状態で売られている物があります。
他に「仮絵羽」という、各パーツを裁断した上でざっくりと着物の形に縫い合わせた状態で売っている物もあります。
前回の講座で出てきた「訪問着」はこの「仮絵羽」で売られている場合が多いです。
反物と仮絵羽は、自分の体のサイズに合わせてオーダーメイドが出来ます。これを「お仕立て」とか「誂え」と言います。
実は着物には、サイズなどが表記されたタグが縫い付けられていることはほとんどありません。洋服なら当たり前に付いていますよね。
これは個人のサイズでオーダーメイドで仕立てられているものが多いからなんです。
一方「プレタ着物」の場合は洋服と同じように、S/M/Lのようなサイズ展開か、フリーサイズの物もあります。
プレタ着物の場合はサイズ表記のタグが付いている物が多いです。
その中から自分のサイズに一番近いものを選びます。
ここで冒頭の、『「着物はサイズが合っていなくても着ることができる」というより「ピッタリ自分サイズじゃなくても着付けである程度はカバーできる」が正確です。』というお話に戻ります。
着物は自分で自分の体に合わせて形を作って着ます。だから布の過不足が少ないほど着付けはしやすいのです。
プレタ着物を例にすると、Sサイズ相当の体型の方がLサイズを着るのは、かなり布が余るので大変です。
逆にLサイズ相当の体型の方がSサイズを着るのは、物理的に幅や長さが足りなければ普通通りには着ることができません。
少し足りない程度であれば、各部で譲り合って計算しながら着ることは可能です。
ですがサイズが合っている着物を着るよりも、調整や工夫が必要になるので難易度が上がってしまうんです。
そして、着物には「裄」という寸法があります。背中の中心位置から袖口までの長さの事なのですが、この「裄」は着付けでは調整が出来ない部分です。
だから、「サイズが合っていなくても着ることが出来る」というのは正確ではなく、「多少のサイズの差なら着付けでカバーできる」という事、そして着るために+αのテクニックも必要になる、という事も知っておいていただきたいと思います。
プレタ着物のサイズ選び
プレタ着物はS/M/Lのサイズ展開があると書きましたが、洋服がいつもMを着ているから着物もMと単純に選んでしまうのは少し危険です。
もちろん合う場合もありますが、事前に自分に適したサイズかどうかが確認出来てから購入するのが安心です。
もし、著しくサイズが合っていない着物で練習を続けてしまうと、上手く着ることが出来なくて「私、着付け向いてないのかも…」なんて思ってしまう方もいらっしゃるんです。
これから着物を着たいなと思っている方は、着物のサイズを知っておく事と自分に合うサイズの着物を持っておくことは無駄な出費をしないために、そして早い上達のために大切です。
じゃあ、自分のサイズってどうやって調べるの?
着物は洋服のように体の形で縫われていないので、羽織ってみたり鏡の前で当ててみても、サイズが合っているかを自分で判断するのは最初は難しいものです。
もし、反物からお仕立てをする場合は、着物屋さんや和裁師さんが採寸をしてくれるのですが、お仕立ては安くても数万円かかります。中には数十万を超えるものもありますから、いきなりはハードルが高いと思われると思います。(でも、最初から完璧に自分サイズで気に入ったお着物を持っていたらモチベーションが上がるのは間違いなしです。なのでお誂えもおすすめではあります!)
最初は、お手持ちの着物か、リサイクルの着物、もしくはお手頃のプレタ着物で始めたいという方が多いと思います。
採寸の方法
まずはご自身で最低限必要な部分だけ採寸をしてみてください。
お手持ちの着物のサイズが自分に合っているかを確認する、もしくはプレタ着物やリサイクル着物を買いたい場合は、以下の3つの寸法が分かれば十分です。
ご自身の体と着物を採寸してみて、許容範囲内の着物を選ぶことをおすすめします。

裄を測る時は、腕を体の真横におろして脇を45度くらい開いた状態にして測ります。自分で測るのは難しいと思うのでどなたかにお願いしてくださいね。
身丈は、背身丈と肩身丈の2種類があります。細かい説明はここでは割愛しますが、プレタ着物やリサイクル着物などで「肩身丈〇㎝」と表示されている場合は、身長より少し長い寸法なので注意が必要です。
着物の身幅の測り方
着物の身幅は、前幅と後幅に分けて測ります。
それぞれ図の位置を測ってみて下さい。


そして、ご自身のヒップサイズから以下の数値を算出してください。
(ヒップサイズ÷2)−23cm=前幅
(ヒップサイズ÷4)+5.5cm=後幅
「着物 寸法 割り出し方」などでネット検索すると、ご自身の身長とヒップ回りの数値を入力するだけで、前幅・後幅を自動で算出してくれるサイトもあります。
着物の採寸は複雑で難しいな~という方は検索してみて下さいね。
算出した数値と着物の前幅・後幅の長さの差を合計して、それが+3㎝以内くらいなら、大きすぎないので練習用に適しています。
逆に、マイナス(少し短い)の場合ですが、身幅は小さすぎると着崩れやすくなるんです。
内側に巻き込む方の布の端が左半身の真横までくること、そして外側に出る方の布の端は右半身の真横まで届かなくても、鏡で正面からみて右足を覆い隠せるだけの幅は必要です。
これを確認するためには、一度着てみないと分かりません。
身幅が小さい着物は、自分で着られるようになってから、どれくらいまでなら小さくても大丈夫かを検証してみるのがおすすめです。
着続けるために、ご自身のサイズを知っておきましょう
これから着付けを始めたい方は、なるべくなら初期費用を抑えて準備をしたいですよね。
でも、本当にちゃんと練習に使いやすい物でもなければ結局後で買いなおすことになりかねないので勿体ないです。
まずはご自身が着やすいサイズの着物で練習をすることが一番おすすめです。
自分の適応サイズの着物がしっかり着られるようになった後に、サイズの合わない着物を調整したり工夫して着る練習をする。
そうすると着物の構造が分かっているのでスムーズに着られると思います。
着物を着られるようになったら、次は自分で着たい着物を自信を持って選べるようになりたいですよね。
KIMONO DOORの「着物はじめてコース」では、「着物のサイズの測り方と選び方のコツ」をカリキュラムに入れてお伝えしております。
「あなたがこの先、一人で着物を着続けられるようになるまでしっかり導くこと」を教室理念としていますので、着物を自分で選ぶための基礎力をお付けしたいという思いがあります。
オンライン(zoom)での無料説明会も行っています。
もし「着付け教室、ちょっと気になるな」という方は、zoomにて無料説明会も承っておりますので是非参加してみてください。
カリキュラムの詳しい説明や、着物に関して何か知りたいことがある方、どんな雰囲気なのか講師と話をしてみたい、というだけでもお申込みいただいて大丈夫です。
ご希望があればおすすめの着物店なんかもお教えできますよ。
お時間は30分程度で行っております。
下のリンクからお申し込みいただくか、公式LINEで「Zoom説明会希望」とメッセージをお送りいただくだけでも大丈夫です。
お気軽にどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回はいよいよ最終回「【お金】ぶっちゃけ、着物ってどれくらいお金がかかるの?」です。
着付けを始めるにあたっての初期費用ってどれくらい?
着物や帯の相場って?など、お金にまつわる疑問について解説していきます。
どうぞお楽しみにしていてください!
