必要最低限が分かれば大丈夫!スモールステップで始める着物の管理と収納

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こんにちは。KIMONO DOORの齋藤みずほです。

今日は私が実際やっている、着物や帯の簡単な管理方法全般についてご紹介したいと思います。

着物の3のつの大敵の対処法については、それぞれブログにまとめております。

⚠️湿気
⚠️虫
⚠️畳みシワ

最初だからこそちゃんと考えたい。シンプルな【着物と収納】のお話 その①湿気対策
最初だからこそちゃんと考えたい。シンプルな【着物と収納】のお話 その②虫食いを防ぐには
最初だからこそちゃんと考えたい。シンプルな【着物と収納】のお話 その③畳みシワに要注意

これから着物や帯が増やしていきたい…という方や、集めた着物と帯の管理方法が分からない…という方は、良ければ参考にしてみてください!

手間をかけ過ぎずにシンプル管理がモットーです。

私の場合は、あまり着物を特別扱いをせずに、ケアは必要最低限にしてなるべく省けることは省いてシンプルに管理したい派です。

身に纏うものの選択肢の一つとして、身の丈にあった着物、リアルクローズな着物を楽しみたいと思っているからです。

ここぞ!という時に堂々と着られる上質な着物も1枚は持っていると良いですが、それを沢山持つことはまだ私の身の丈には合わないし、管理も気を使います。

そして、「管理できる量を把握して持つ」ことも着物を大切にする、という観点で意識しています。

実は恥ずかしながら私、気に入って買ったはずの着物をダメにしてしまった経験があるんです…。
思い出もあったのに大切に出来なくて本当に後悔しました。

元々がリサイクルのやや古めのものだったのも要因の一つではあるのですが、湿気を甘くみていたのが原因です。

そんな経験を経て自分のズボラさをいやと言うほどわかって、でもそれを認めた上で着物と付き合っていかなければと思いました。

大切にしきれる量だけの着物や帯だけを手元に持つ

とは言え、気に入って迎えた着物や帯を直ぐに全て断舎離する事も出来なかったので、思い入れ具合と使用頻度を確認しながら、本当に好きで必要で管理しきれるものだけを徐々に絞っていきました。

手元に残ったのは使い回しの聞く、でも大好きな着物や帯だけです。

ミニマリストにはなれない、でも丁寧な暮らしも難しい私でした。

でも、仕事に子育てに介護に、女性ってホントに忙しいです。

だからこそ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、だと、せっかく着物を楽しみたいのに心理負担ばかりが増えて本末転倒…なんてことにもなります。

虫干しするのも、一年に一回だとしても大量だと大変ですから。お天気とも相談しないとですしね。

丁寧に手間暇をかけてやろうと思えばやれることは沢山あるんです。

もちろん、そうゆう作業が好き!という方やコレクション自体が目的の方は、やっていただいて全然いいのです。

でも、あんまり細やかな管理ができるか自信がない…という方は、この後ご紹介する私の管理方法(というより方針?)が何かしらの参考になれば嬉しいです。

単衣(ひとえ)は基本的に出しっぱなし。

単衣(ひとえ)は裏地の付いていない着物です。一年の中で、5月下旬~6月と9~10月上旬頃に着ます。

本格的に暑くなる前と、夏から秋になる季節の移り変わりの時期ですね。

でも、普段着物なら自分の暑さの体感値に合わせて4月の終わり頃や10月の終わり頃にも着ることもあります。

そうなると、もはや1年の半分近くは着ていることになります。

それに最近は特に、緩やかに季節が移り替わってくれない年が多いです。

急に暑くなったり寒くなったり。

だから、いつでも着られるように衣替えで片付けるのを辞めました。

私的な単衣との付き合い方についてはこちらの記事に書きましたので良ければご覧ください

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単衣とは

小物類は見やすくしまい込まない

帯周りの小物類は、見えないようにしまい込むとズボラな私は出すのが面倒なんです😅

たかが1アクションですが、されど1アクション。着物を着るまでに必要な動作は1つでも減らしたい。

だから出しっぱなしでもカッコ悪くない、お気に入りの入れ物に収納しています。

帯締めはこの中にポイっと入れてこのまま出しっぱなしです。

まずは間借り収納でも大丈夫

ある程度枚数が増えてきたら専用の場所や入れ物も必要ですが、着物が5枚以下くらいなら「間借り収納」でも大丈夫です。

着物に大切なのは、たまに広げて空気に触れさせる、風を通すということです。たとう紙を開くだけでも、仕舞いっぱなしよりは断然良いんです。

そのためには、普段の生活動線とは全く違う場所に収納するよりも、よく開けたり閉めたりする部屋やよく目につく場所に保管する方がオススメです。

そこだと自然に空気も動きますし、洋服の衣替えと同じタイミングで広げて風を通してあげれば一石二鳥(?)です。

着物が5枚以上に増えてきたら別収納も検討してみてください。

やはり湿気や害虫を寄せ付けにくい桐のたんすが一竿あると安心です。たんすでなくても上蓋タイプのBOXでも良いと思います。

ただし、桐たんすとは言え仕舞いっぱなしは良くないので半年に一回は状態を確認して、1年に一回は虫干しをしてくださいね。

月1、2回着物を着らるならハンガー収納もアリ

私は、ONシーズンの着物と帯はクローゼットにハンガーで「見える化収納」しています。

洋服のように肩部分をハンガーに掛けるわけではなく、畳んだ状態で掛けます。

シワができたり型崩れしないように、使うハンガーや畳み方・掛け方にも少し工夫しています。

1番のメリットは見えやすく取り出しやすいことです。コーディネートも組みやすいです。

ただ、やはり袷着物のハンガー収納はちょっと危険

表地と裏地の伸縮率の違いで裾部分が「袋」と呼ばれる状態になりやすいです。

 

以前はたとう紙から出した状態でスチールラックに3つ折りで重ねて収納していました。

スチールラックの方が重ねるられるので置ける枚数は多いです。

ただ、下の方の着物を取り出すために、腕を差し込んで上の着物を少し持ち上げて引っ張り出していたのですが、その際に上下の着物がヨレないよう少し気を使っていました。
(上の着物を全て退けてから目的の着物を取ればそんな事は起こらないんですが、そのひと手間を惜しんでしまうのがズボラがズボラたる所以です…)

今はクローゼットの中に100均のツッパリ棒で上下幅の狭い棚を作って、そこに着物が重ならないように置いています。

自分らしく着物と付き合うために

着物が好きだからって、ケアやメンテナンスにものすごく時間やお金をかけているかと言うと、そんなことはないんです。

様々な便利グッズも使いながら自分に合う管理方法を探って割と気楽にやっています。

あくまで日常の延長線上で着物を楽しみたいと思っています。

着物も帯も、「着てあげること」が一番のメンテナンスと言います。

お気に入りの着物は、ほんの半日でも数時間でも着て、そして1日程度陰干ししてあげてくださいね。

管理収納のアドバイスもしています。

今回ご紹介したのは、あくまで私の性格と着物の量、そして収納スペースと生活動線との兼ね合いを鑑みてたどり着いた、現在の私に合う管理・収納方法です。

着物を着る頻度や目的、お家の環境や間取りや自由に使えるスペースは人それぞれちがいますから、一人一人にに最適な方法を一緒に探していきたいと思っています。

KIMONO DOORの「着物はじめてコース」では、着物を着ることだけでなく、管理収納方法についてや着物の買い方についてのアドバイスもカリキュラムに含めて具体的な方法でお伝えしています。

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自分なりに着物回りの環境を整えておくと、買い足すアイテムも精査できるのでコーディネートセンスがアップして着姿もより素敵になるはずです。

まずは難しく考えずにポイントだけ抑えて必要最低限の管理をやってみて下さいね。

 

この記事を読んでくださった方の着物ライフが今までよりも快適になることを願って。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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