こんにちは。川崎の着付け教室KIMONO DOORの齋藤です。
着付けブラッシュアップの専門家として自宅教室にてレッスンを行っております。
ブログへのご訪問ありがとうございます!
本日は「補正」についてのお話です。
補正って何のためにするの?
・絶対しないとダメなの?
・どんな効果があるの?
・絶対しないとダメなの?
・どんな効果があるの?
補正は着付けの難易度や着心地に関わってきますよ。
「補正が合っていないから上手く着られないのかな?」
着付け教室で初級コースなどを修了した後、
お一人で着続けているとこんなお悩みにぶつかる方が多いです。
先日カウンセリングをした方も「補正が合っていない気がする」と感じていたようです。
教室で着付けを習う場合、教室にもよりますし、個人レッスンかグループレッスンかでの違いもありますが、
初級コースなどでは個別に身体に合う補正までは指導しないことがあります。
・専用の補正具があるため
・中級コース以降で指導するため
・まずは手順を覚えることを優先するため
など、理由は様々あって、それぞれの方針というだけなのでそれが悪いわけではありません。
独学の場合は本やネットなどで補正の仕方を学ぶと思いますが、
人の身体の形や凹凸の具合って、皆それぞれ全然違います。
参考にした補正がたまたまピッタリ合う場合もありますが、ほとんどの場合は身体にぴったり合わせるためには量や形の調整が必要になります。
ベストな補正を知る方法
もしご自身のベストな補正を知りたい場合には、
色々な形と量の補正を試して写真で記録するなどをして適正量を自分自身で徐々に見極めていく
もしくは
着付け講師に見直してもらう
事が必要になります。
着付けの難易度が変わる
そもそも”補正”にはこんな役割があります。
◎ タオルなどを使って身体の凹凸をなだらかにする事で着付けをし易くする
◎ 襦袢や着物が汗で汚れないようにする役割り
◎ 着付けに使う紐の食い込みを防ぐ役割もあります。
着物は、凹凸のある身体を平面の布でラッピングするように着ていきます。
腰の後ろや胸の下などの身体の凹みがある部分は他より布が余ってしまい、シワが入りやすくなります。
なので、“シワなく綺麗に着たい”という場合には、
なるべく凹凸がない状態にする方が着付けの難易度は低くなるんです。
着付けのし易さと着心地、どちらを優先するか
補正には襦袢や着物への汗移りをブロックする役割もありますが、
逆に暑い時期は、補正があるからより汗が出てしまうという面もあります(^-^;。
なので夏は特に補正を減らす、もしくはしないという方も多いです。
洗えない絹の着物の場合はやはり補正をした方が良いのですが、洗える襦袢や着物であれば着心地を優先します。
でもそれだと、
補正ありきで着付けることに慣れてしまっていたら、補正なしだと上手く着られないのでは…
と思われるかもしれません。
補正はなくてもキレイに着られる!
実は、
補正がなくても綺麗にラッピングできるようにもなれます。
そのためには、着物を着続けること、それによって布の特性を知り、シワの始末の仕方を身に付けていくことが必要です。
✅まずは適切な補正で改善できるシワや着付けのし難さを減らす
✅仕上がりに対する満足感を上げる
✅着物を着ることへのストレスがなくなる
✅着て出掛けることがどんどん楽しくなる♪
✅着付けがより上手くなる!
自分の体の凹凸具合も分かってくるので、
夏でも最低限この部分だけは補正をいれたいな、など自身で調整が出来るようになってもきます。
気分やどんな風に着たいかに合わせて補正を調整できたらより心地よく自由に着物を楽しめますね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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