最初だからこそちゃんと考えたい。シンプルな【着物と収納】のお話 その②虫食いを防ぐには

着物の大敵3つについてのお話です。
👇🏻
⚠️湿気
⚠️虫喰い
⚠️畳みシワ
今回は「虫食い」対策についてです。
残念ながら、たとう紙(pic2枚目)に入れておけば虫も湿気も対策万全!という訳ではありません。
たとう紙の中でも、保管状態が悪いとカビは出るし虫も出る時は出ます。
そして、たとう紙自体も劣化します。

要注意はウール素材の着物。防虫剤は忘れずに交換を。

最も虫が着きやすいのは、ウールの着物です。
洋服でもセーターは虫に喰われやすいですよね。
長期間、着ないで仕舞いっぱなしだど、害虫が付き卵を産んで卵から孵った虫が繊維を食べるそうです😨。
私は洋服と同じように、衣替えシーズンに防虫剤を入れ替えるようにしています。

何よりの対策は着ること

でも一番の対策は「着ること」です!
ウール着物の良いところは、自宅で洗ってお手入れができるところ。
着る
定期的に洗う(おしゃれ着用洗剤で)
→最後にアイロン掛けをする。
アイロンの熱で卵が死滅するのだそうです。
私も頻繁に洗っているわけではありません。
シーズンごとに一回ぐらいです。
着物屋さんで「丸洗い(=着物のドライクリーニングのこと)」をやっているお店もあるので、衣替えのタイミングでたまに出すこともあります。

絹の着物も油断は禁物です

ただ、絹着物も全く虫が食わないわけでもないんです。
ウールほどは虫が付かないですが、気づかない程度でも食べこぼしや垢汚れが付いているとタンパク質に釣られて寄って来るので🕷安心とは言いきれません。
着物をたとう紙にしまう前、虫干しの時に汚れがないかチェックして防虫剤を入れています。を
基本的にはウールの着物と絹の着物は同じスペースに置かず、なるべく離して保管するのがおすすめです。

まとめ

虫食い対策のまとめです。
☆一番虫が寄るのはウール。基本対策は防虫剤で定期的に交換する。
☆ウール着物は洗えるので、定期的に着て洗う。アイロンすると卵まで死滅する。
☆絹着物も念のため防虫剤を入れて、ウールとは離して保管する。
 
もし、虫に食われた時は、卵がまだあるかもしれないので、穴を広げないように気を付けながら一度アイロンをかけて、その後「悉皆屋さん」に相談してみるのがおススメです。
悉皆屋さんは着物のケア専門のお店です。
不安なことは専門家に聞くのが一番なので、信頼できるお店を一つ探しておくと安心ですね。
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